ホップフィールドネットワーク(3)
では、今までの結果を用いて、ホップフィールドネットワークに
の入力を与えると、最終的にホップフィールドの状態がパターン
にたどり着くことを証明しましょう。図3と図2の差異は図4
の赤い個所です。その数は6個です。よって、35−6=29個のニューロンについては図3と図2での出力の値(−1か1か)が一致しています。そこで「ホップフィールドネトワーク(2)」の式(7)
- ・・・・(7)
に、を代入するとになります。グラフに示すと
の橙色の丸の位置になります。ニューロンの出力を更新するたびには変化しないか、あるいは減少します。出力を更新するニューロンはランダムに選ぶので、いずれかはが減少する更新が発生します。よって更新を繰り返すことによりはどんどん減少して、最終的にの状態に達します。つまり、全てのニューロンの出力が図2に示した通りになるということです。