ジョブのサイクルタイムにおける各状態の割合の推定
- リトルの法則をめぐってで説明しました半導体ファブ内のロットのサイクルタイム(=TAT)のうちどれだけの割合が保管時間であり、どれだけの時間が、処理時間、あるいは、搬送時間、装置上の待ち時間、であるかの推定を、ある瞬間のWIPにおける個々の状態のロット数の割合によって行う件ですが、以下のようにリトルの法則を用いました。
- 上の図において1つの横長の長方形がロットを示していると考えて下さい。時間は左から右へ流れます。この長方形は4色に塗り分けられていますが、
- 黄緑が保管中
- 黄色が搬送中
- 紫色が装置上での待ち
- 青色が装置上で処理中
- を表しているとします。図では簡略化のために各ロットは4工程(=プロセス・ステップ)ある、としています。これを下の図のように同じ色同士でまとめます。