- 作者: 梅田望夫,茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/05/08
- メディア: 新書
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梅田望夫氏にとっては「ウェブ進化論」「ウェブ人間論」に続いて3冊目であるので(その前に「シリコンバレー精神」もありますが、ウェブの話でいくと3冊目なので)そろそろマンネリになるのでは、と思ったのですが、思いのほか、おもしろい、と思いつつあります。
そうは言っても、最初から順序正しく読む、というやり方ではなく、まず巻末の茂木氏の特別授業「脳と仕事力」を読み、それから本をパラパラとめくって「ネットの側にかける」の途中から読む、というふうに、行ったり来たりしていますが。
私が勇気を得た茂木さんの言葉を引用します。引用は茂木さんの横浜国立大学での特別授業「脳と仕事力」からです。
人間の脳というのは、絶対に休むことがありません。寝ているときに脳が休んでいると思ったら大間違いで、むしろ、昼間のうち、起きているときに経験したことを整理している。要するに、脳というのは情報をいっぱいたくわえておいて、それをオフの時に整理する、ということをやっていて、その整理する中から創造性というのが生まれてきます。
睡眠時間を削って仕事に勤しんでいる人々が一杯いますが、私にはその人たちの真似が出来ません。でも、この文章を読んで睡眠も大切なんだな、と感じ、うれしくなりました。
もともとシュルレアリスムに共感した青春を送っていたので、睡眠は大切な友なのです。