「搬送時間ありG/D/1のサイクルタイム定理」までどうにか辿りつくことが出来ましたので、あと少しがんばって、これを、装置処理時間が一定値ではない場合にまで拡張します。
搬送時間ありG/G/1のサイクルタイム定理
- 定理(搬送時間ありG/G/1のサイクルタイム):
はロットからまでの連続する個のロットの処理時間の和を表します。もしG/D/1ならば、すなわち処理時間がロットによらず一定値であれば、
となり、この定理は搬送時間ありG/D/1のサイクルタイム定理に一致します。
「【定理10a】」から「搬送時間ありG/G/1のサイクルタイム定理(再掲)」までに、この定理の証明を記します。【定理11a】【定理13a】【定理14a】も参照下さい。
議論の継続
「サイクルタイム定理のさらなる拡張を試みて」ではさらに定理の拡張を試みます。