堤中納言物語

堤中納言物語―付現代語訳 (角川文庫ソフィア)

堤中納言物語―付現代語訳 (角川文庫ソフィア)

堤中納言物語は私の好きな本です。これは平安時代の短編集で、全部で10編からなっています。
10編の題名は

  • 花桜折る中将
  • このついで
  • 虫愛づる姫君
  • ほどほどの懸想
  • 逢坂越えぬ権中納言
  • 貝合はせ
  • 思はぬ方にとまりする少将
  • 花々のおんなご
  • はいずみ
  • よしなしごと

です。
1編の長さは文庫本で6ページほどで、簡単に読めてしまえるところが魅力です。その中でも「このついで」は私のお気に入りです。もう1つ、昔、出張でカリフォルニアにいた時、カリフォルニアのバカ明るい日差しを感じながら読んでいて意外と面白いと思ったのが「花々のおんなご」です。「虫愛づる姫君」と「貝合はせ」は昔、学校の古文の教科書などに出ていたと記憶しています。