ロードポートネックのシミュレーション

ロードポートネックによるキャパシティ悪化の近似式」で提示した近似式

  • Capa=\frac{t_e}{t_e+\Bigint_0^{\infty}tp(t+t_e)dt\left{\frac{1}{1+\Bigint_0^{\infty}p(t+t_e)dt}\right}}・・・・・・(2)

がどの程度正しいのか知るためにロードポートネックのシミュレーションを実行したいのですが、手元にシミュレータがなく、仕方がないのでExcelを駆使してシミュレーションすることにしました。

  • Excelをどのように使ってシミュレータにしたかについて省略します。シミュレーションでは装置の処理を666〜667回行っています。話を簡単にするためにt_e=1としました。

以下、CETの確率変数を(CET>t_eの場合について)指数分布とした場合と、[tex:1

指数分布の場合

CETの確率変数を指数分布

  • p(t)=\frac{1}{m}e^{-\frac{t}{m}}

(ただし、mはCETの平均値)とした場合の結果の比較を示します。

上の表で「はみ出し率」とは、CET>t_eになっている部分の割合のことを指しています(下図の赤の部分)

一様分布の場合

結論

以上から、式(2)は近似式として使用出来ると結論づけました。(ただしロードポートが2つの場合に限ります。)