どんどん深みにはまっていってしまう・・・・

このブログのタイトルは工場統計力学ですが、最近アップする内容はどんどん工場の実務から遠ざかっています。エルゴード性がどうとかいう話は、実務からほど遠いところにあります。以前「場を立ち上げたい!」などと書きましたが、このように自分の興味だけに従って進んでいくと、読んでやろうと考える人が少なくなってしまうのも当然のことでした。まだ「場を立ち上げたい」と言える状態ではなかったのでした。


では、人との意見交換の場を作ることと、自分の興味を追求するのと、どちらを選ぶかといえば、今の気持ちでは自分の興味を追求したいです。いつか、もっと実務に近い、ある程度の人数の人々の興味を惹くような話題に戻ることがあるかもしれませんが、今は深みにはまっていきたいと思います。工場運用のヒントを得ようと考えてこのブログを読んで下さる方々にはおわびするしかありません。


一方、私は数学を専門としていたわけではないので、数学研究者のような話題も出来ません。私の気質は物理屋です。現実との結びつきのない数学はどうしても頭に入りません。以前はエルゴード理論と現実との関連が分からなかったので、まったくといっていいほど理解しておりませんでした。ただしそれが奥深い話題であることは理解していました。私はそのような深さまでに入っていこうとしている訳ではありません。
ただ、最近感じているのは、こうやってブログに自分の考えをまとめていくことによって、今まで分からなかったいろいろなことが不思議に次々と分かるようになってきた、ということです。エルゴード性についても、その理論と現実との間の関連が見えてくるようになり、ようやくイメージがハッキリしてきました。少なくとも「何が問題なのか?」は理解出来たと思っています。それがとてもうれしいのです。しばらくは、このあたりを探索したい、と思っています。