之れを命(なづ)けて費留という。
孫子にこんな言葉があるのを思い出しました。
夫れ戦いて勝ち攻めて得るも、その功を隋(お)わざる者は凶なり。之れを命(なづ)けて費留という。
(戦いに勝利し、攻撃して戦果を得ても、それがもたらす利益を追求しないのは良くない。これを名づけて費留(浪費しながら留まる)という。
私は今、
の翻訳を完了した、という戦果を(小さいながら)収めたわけですから、その利益を求めるべきです。ということで、訳文
を読み直していこうと思います。まずは「I.導入とまとめ」からです。