上位エントリー:Word Whitt: The Queueing Network Analyzerの構成
「QNA読解:4.5 出発(2)」の続きです。「QNA読解:4.5 出発(2)」の最後に登場した最後の式(エ)は、一つ前のノードへの到着の間隔の2乗変動係数が分かっている時に、そのノードを出発し、分岐して、当該ノードに到着する流れの2乗変動係数を求める式でした。
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- ・・・・(エ)
さて、一般に当該ノードにはさまざまなノードから流れが到着するので、ここで「QNA読解:4.3 重ね合わせ(2)」で求めた重ね合わせの式(33)
- ・・・・・・(33)
を用いて、当該ノードへの到着する流れを全体的に見た場合の到着間隔の2乗変動係数を求めると
ここで(エ)を代入すると
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- ・・・・(オ)
となります。ただし、
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- 外部からネットワークに入る客のうちノードに到着する客の割合
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- 外部からノードに到着する客の到着間隔の2乗変動係数
です。論文には客の生成、組合せを考慮した
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- ・・・・(43)
が登場しています。(43)で
とおけば(43)は(オ)に一致することが分かります。
「QNA読解:4.2 トラフィック変動方程式(2)」に続きます。
「QNA読解:V. ノードでの混雑」に続きます。