迷い
いつものように数式だけ並べておけば、生身の自分はその影に隠れて見えることはない。それもブログに対する一つの姿勢だと思うが、生身の自分が弱点をさらしている時、数式を並べていると何か隠しているようで気持ちが悪い気も少しする。って、言い出しても別に大したことではないのですが、飲み会の帰りに徒歩で帰って(ちょっとひどく)コケた、ということなんですがね、それを昨日の朝は、ヒザの痛みをこらえながら何気ない振りして、数式並べていたことを、何となく気持ち悪いな、と思ったりした、ということですよ。
でも、逆に、ブログという不特定多数の人が(可能性に留まるにせよ不特定多数の人が)見る場所に、自分の不徳のいたすところをさらけ出す必要はさらさらないよな、とも思う。
ときどき自分のブログに対する姿勢を問われている気がすることがある。でも、言い訳かもしれないがこのような揺れが、内容の発展への自由度を確保しているような気もする。
- おまえがブログを書いているわけは何なんだよ?
- 生産工場の改善に役立つような数学的ツールを紹介すること、および自分がそのことについて勉強していくことだよ。
- そんだったら、「私の本棚」はいらないよな。
- あそこは自分の感性を出したいわけで。人の共感の有無も知りたいし。
- でもそれはおまえの目的に含まれていないんじゃないの? 早くWhittのQNAを完了して、ケリーネットワークの検討に進みたいんだろう? それに今のように数学的に細かいところの検討を脱して早く、元々の工場生産管理のにおいのする記事を書きたいんだろ?
- 少し黙っててくれよ。
こういう心の中の対話の時に想定する声は男の声ですね。私のアニマ(「脳内彼女」っていうんだっけ?)だったら何ていうかな?
・・・・・(オートマティズム(自動書記)?)
シュルレアリスムね。でも、それってブログに自動書記を載せるっていうこと?
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- (彼女は微笑んで、何も言わない。次にしゃべってくれるのを待つしかない。アルカナ17、星・・・・・)
- 作者: Andr´e Breton,アンドレ・ブルトン,宮川淳
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