M/D/1の定常状態分布

M/D/1の定常状態分布の求め方(2)」の続きです。
M/D/1の定常状態分布(処理中のジョブと待っているジョブの数の合計の確率分布)の計算結果を紹介します。比較のためにM/M/1の定常状態分布も一緒に示します。


ジョブ数が0の時の確率は、

で決まるので、M/D/1でもM/M/1でも同じ値を取ります。しかし、それ以外のジョブ数の時の確率は双方で異なっています。そしてM/D/1のほうが、分布の裾野が短い(ジョブ数が大きくなるとより早くゼロに近づく)ことが見てとれると思います。