M/D/1の定常状態分布
「M/D/1の定常状態分布の求め方(2)」の続きです。
M/D/1の定常状態分布(処理中のジョブと待っているジョブの数の合計の確率分布)の計算結果を紹介します。比較のためにM/M/1の定常状態分布も一緒に示します。
- 利用率10%のとき
- 利用率20%のとき
- 利用率30%のとき
- 利用率40%のとき
- 利用率50%のとき
- 利用率60%のとき
- 利用率70%のとき
- 利用率80%のとき
- 利用率90%のとき
ジョブ数が0の時の確率は、
- 1−利用率
で決まるので、M/D/1でもM/M/1でも同じ値を取ります。しかし、それ以外のジョブ数の時の確率は双方で異なっています。そしてM/D/1のほうが、分布の裾野が短い(ジョブ数が大きくなるとより早くゼロに近づく)ことが見てとれると思います。