Marshallの公式に向けて(2)
「Marshallの公式に向けて(1)」の続きです。
番目と番目のジョブ(=客)の出発間隔をとします。(はすでに図1、2に記入してあります。)
図1からの時、
- ・・・・・(8)
であることが分かります。
図2から[tex:W_n+B_n
- ・・・・・(9)
であることが分かります。(9)は
すなわち(上の式は下の式を簡易的に書いたものだと解釈しました)
- ・・・・・(10)
を用いれば
- ・・・・・(11)
ここで、
すなわち
- ・・・・・(12)
を用いれば、図2の場合は[tex:W_n+B_n
となり、(11)を
と書き換えることが出来ます。一方図1の場合はなので
となり、(8)をやはり
と書き換えることが出来ます。よって図1、2の両方の場合について
- ・・・・・(13)
となります。ここでは装置の処理時間を表していますから、到着間隔とは確率的に独立ですし、一つ前の装置処理時間とも待ち時間とも独立です。よってとも互いに独立になります。よって
- ・・・・・(14)
「Marshallの公式に向けて(1)」の式(7)
- ・・・・・(7)
を(14)に代入して
- ・・・・・(15)
次に式(10)から
- ・・・・・(16)
また、同じ(10)から、とは独立なので
- ・・・・・(17)
(15)に(16)(17)を代入して
- ・・・・・(18)
ここで定義から
なので、この2乗で(18)の両辺を割ると
さらに定義から
なので
さらに
なので
- ・・・・・(6)
これで式(6)を導くことが出来ました。