分布関数
確率論における分布関数とは、確率変数がある値以下である確率を示す関数のことを言います。である確率を
で表すと、分布関数は
で表すことが出来ます。この定義から、確率密度関数をで表せば
- ・・・・・(1)
と表すことが出来ることが分かります。さらに式(1)から
- ・・・・・(2)
の関係があることも分かります。また定義から
- ・・・・・(3)
- ・・・・・(4)
です。もしの定義域がであれば、式(3)は
- ・・・・・(5)
になります。
分布関数の例
以下の例ではの定義域がであるとします。
一様分布
- の範囲の一様分布のは
- の時、
- それ以外の時、
- で表されます。よって分布関数は
- の時、
- の時、
指数分布
- よって
- よって
- ・・・・・(6)
2次のアーラン分布
- よって
-
- よって