つなぎの式の導出(5)

つなぎの式の導出(4)」の続きです。


ほぼ等間隔の系列の重ね合せ系列の2乗変動係数(2)」の式(13)から、c^2=0の系列をm個重ね合わせた系列の2乗変動係数c(m)^2

  • c(m)^2=\frac{m-1}{m+1}・・・・・(34)

であることが分かりました。これと式(33)

  • c_e(m)^2=1+m^x(c_e^2-1)・・・・・(33)

x=-0.5と置いた近似式

  • c_e(m)^2{\approx}1+\frac{1}{sqrt{m}}(c_e^2-1)・・・・・(18)

とをグラフで比較してみます。すると以下のようになります。

  • 図8

m=2まではよく合っているのですが、m=3以降は若干差が大きいです。式(18)はこの程度の近似であると考えておくべきでしょう。


今度は、2乗変動係数c^2c^2=1/2である2次のアーラン分布m個重ね合わせて、変動係数がどのようになるか調べていきます。


つなぎの式の導出(6)」に続きます。