4.2.3. 処理要求時間:Quantitative System Performance

4.2.2. センターの記述」の続きです。

4.2.3. 処理要求時間


 センターkでの客の処理要求時間、D_kは、そのセンターでの処理に1つの客が要求する時間の総量である。よって、(各々のセンターに1つの)処理要求時間の集合は、処理要求時間に関する客の振る舞いを特徴づける。単一クラス・モデルでは、客はその処理要求時間に関して区別出来ず、それは実際のシステムにおける「平均客」を表現していると考えることが出来る。
 D_kB_k/C(デバイスkの測定ビジー時間を測定システム完了数で割ったもの)として直接計算出来るが、あるいはV_k、客がセンターkに訪問する数と、S_k、1訪問あたりの処理要求時間の積と考えることも出来るだろう。このより詳細なレベルで待ち行列ネットワーク・モデルをパラメータ化することは可能である。しかし、分離可能待ち行列ネットワークの驚くべき特徴は、その解が個々のセンターでのV_kS_kの積にのみ依存し、それぞれの値には依存しないことである。よって、CPUに100回訪問し、それぞれが10ミリ秒の処理であるモデルは、客が1秒の処理で1回の訪問をするモデルと等価である。単純さのために(パラメータの数を減らしそれらの値を得ることを促進するために)我々は一般にモデルをD_kに関してパラメータ化することを選択することにする。Dは客の全てのセンターでの総処理要求時間、D\equiv\Bigsum_{k=1}^KD_k、である、と定義したことに注意しよう。


4.3. モデルの出力」に続きます。