4.6. まとめ:Quantitative System Performance

4.5. 検討」の続きです。

4.6. まとめ


 我々は分離可能待ち行列ネットワーク・モデルの入力と出力について列挙し検討してきた。これらは単一クラスの場合は表4.1と4.2にそれぞれ、複数クラスの場合は表4.3と4.4にそれぞれまとめられた。
 入力と出力の利用可能性が、モデルの効率的な評価を確保するために課せられた諸仮定によって決定されていることに我々は注意を払った。これらの仮定のモデルの精度への実際の影響について考察した。
 多くの場合、分離可能モデルは、複雑なシステムの特徴がモデルのパラメータ値を決定するのに用いられる測定データ内に暗黙のうちに捕捉されているので、それ自身として適切である。この本のパートIIは、この種のモデルのための評価アルゴリズムに充てられる。
 他の場合には分離可能モデルは、関係するシステム特徴の間接的な表現であるようなさまざまな処理要求時間のそれらの部分の改訂された評価を計算する手続きで増強されなければならない。この本のパートIIIは そのような手続きに充てられる。