5.7.演習:Quantitative System Performance
5.7.演習
- 1.
- 2.
- 1台のCPUと2台のディスクを持つ会話型システムについて考察しよう。このシステムを観測することによって以下の測定データが得られた。
- a.
- 各センターについて訪問回数と1訪問あたり処理時間と処理要求時間を決定せよ。
- b.
- システムへの以下の修正を考察せよ。
- 1:全てのファイルを速いディスクに移す。
- 2:遅いディスクを別の速いディスクに置き換える。
- 3:CPUスピードを50%増加させる(ディスクはそのまま)。
- 4:CPUスピードを50%増加させ、2台の速いディスク間のディスク負荷をバランスさせる。
- c.
- d.
- 元々のシステムについてと修正3について、漸近的境界が8秒の平均応答時間の可能性を排除しないような、アクティブに出来る最大端末数を示せ。
- e.
- 仮に元々のシステムで40台の端末がアクティブであったとしたら、境界が10秒の平均応答時間の達成可能性を排除しないために はCPUはどれほどスピードアップしなければならなかったであろうか?
- f.
- 仮に元々のシステムで80台の端末がアクティブであったとしたら、境界が15秒の平均応答時間の達成可能性を排除しないためには、システムへのどのような最小修正が必要になったであろうか?
- 3.
- 4.
- 5.
- トランザクション作業負荷についてバランスのとれたシステム境界を導く際に導入された諸仮定はシステム・スループットについての漸近的境界を超える改善をもたらさない。つまり、のままである。しかし、それらは応答時間境界の 改善をもたらす。この改善のカギは式
- である。
- a.
- この式を用いて、全てのセンターでの処理要求時間に(楽観的)と(悲観的)をセットしたバランスのとれたシステムに基づいた楽観的と悲観的の応答時間境界を導け。
- b.
- 元々のシステムにおける処理時間の合計がであるという事実を用いて改善された境界を導け。(あなたの結果を表5.2と 照合せよ。)
- c.
- 処理要求時間が8,4,2秒である3つのサービスセンターを持つシステムについての値を計算せよ。0との間の到着レートについて、あなたが今導いた応答時間境界の2つの集合を描け。
「第6章 ひとつのジョブ・クラスを持つモデル」に続きます。