毒ギョーザ事件の解決のニュースを聞いて

ニュースで中国製毒ギョーザ事件の容疑者逮捕の話を聞いたが、犯人が分かっても、それが臨時工(日本でいう「派遣」のようなものか)といわれる人で、労働待遇の不満によるものと聞かされると、複雑な気持になってしまう。テレビで出てきた写真を見ると容疑者には幼い子供がいるようだ。こんなことを言っては怒る人もいるかもしれないが、私はつい、この容疑者に同情してしまう。万国の労働者よ、団結せよ、という言葉は、本当は国を越えてこういう弱い立場の人びとに対する連帯のことをいうのではないだろうか? 私は甘いのか? 私の頭は古いのか? 資本主義はまだまだ人びとを押しつぶしながら進んでいくだろう。