13.4.3.チューニング・パラメータ:Quantitative System Performance

13.4.2.メモリ・アロケーション」の続きです。( 目次はこちら

13.4.3. チューニング・パラメータ


 大部分のOSでは、スケジューリングとリソース割当ての活動の多くはチューニング・パラメータによって制御される。特に、そのようなパラメータはさまざまな作業負荷要素のディスパッチングと起動優先度と、スワップアウトされる資格になる前に客に保証するサービスの量を制御する。待ち行列ネットワーク・モデルは、若干のチューニング・パラメータを変更することの効果の理解を得るために使用することが出来る。そのようなスタディの主要なメリットは、特定のパラメータによって性能が影響を受ける程度を評価することである。
 作業負荷要素の相対優先度の変動の効果を表現することは、第11章に記述した技法を用いれば簡単である。第16章はそのようなスタディの一例を含んでいる。
 スワッピング量子(スワッピングにふさわしくなる前に客に保証されるサービスの量)は重要なチューニング・パラメータの別の例である。セクション9.6.2ケーススタディ待ち行列ネットワーク・モデルにおけるこのパラメータの取り込みを示している。