14.5.まとめ:Quantitative System Performance

14.4.2.ADEPT(2)」の続きです。( 目次はこちら

14.5. まとめ


 設計と実装の過程はコストと性能の間の絶え間ないトレードオフを含む。さまざまな選択肢の性能への影響を定量化することはこの過程の中心である。それを行うことは挑戦的でリソースを要求するので、勘と経験による性能予測に頼りたくなる。そうすることの結果は重大であり得る。というのは、ユーザのシステムへの満足は、かなりの程度をシステムが受入れ可能な性能を提供する能力に左右されるからである。
 我々はこの章を、提案するシステムの性能を予測する際のいくつかの早期の経験についての記述から始めた。次に問題の一般的方法のさまざまな局面について検討した。最後に我々は、この一般的方法を工夫しサポートする最近の2つの試みを研究した。提案するシステムの性能を予測することは、待ち行列ネットワーク・モデルの入力を得るための組織だった方法を、任意のモデル化スタディにも価値のあるであろう方法を要求することを我々は指摘した。我々はまた、性能予測の過程は価値のあるプロジェクト管理の補助であり得ることを指摘した。というのはそれはこのプロジェクト・チームのさまざまなメンバーの間のコミュニケーションを構築し、それに集中する働きをするからである。