15.7.まとめ:Quantitative System Performance

15.6.OSのアルゴリズム」の続きです。(目次はこちら

15.7.まとめ


 この章は、待ち行列ネットワーク・モデルの適用可能性が単純な特性を持つ集中化したシステムの領域をずっと越えて拡がることを示すために5つの例を用いてきた。我々はコンピュータ通信ネットワークと、ローカル・エリア・ネットワークと、ソウトウェア・リソースと、データベース並行処理制御と、OSのアルゴリズムのモデルを検討した。これらのモデルはFESCと大域バランスや、そのサービス・レートを確率論的解析によって決定するFESCや、2階層繰返しや、ハイブリッド・モデルといった技法を利用していた。これらの技法は、モデル化するシステムに関する充分な知識と少々の想像力と組み合わされて、広くさまざまなコンピュータ・システムの解析問題を解くことが出来る。