昨日はまた日中、暑さが戻りましたが以前ほどではなく、夕方になると涼しくなって、散歩+買い物にはよい気温になっていました。昨日、買い物の途中で夕焼けを見ながら、今年の夏は長くて暑かったなあ、と振り返っていた時に、ふと、ヘロドトスの歴史に出てくる短い記述を思い出しました。これはリビアかチュニジアあたりの紀元前5世紀頃のある民族についての記述なのですが・・・・
ガラマンテス族からさらに十日間進むと、また塩の丘と水とがあり、その周辺にはアタランテスという種族が住む。・・・・・この種族は陽があまり照りつづけると、自分たち住民や国土を焼いて苦しめるといって、太陽を呪いさんざんに悪罵する。
ヘロドトス「歴史」巻4 184 より
- 作者: ヘロドトス,松平千秋
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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今年の日本は、「自分たち住民や国土を焼いて苦しめる」と言ってお日様に文句を言いたくなるような夏でした。