三輪山 纒向(まきむく)(1)

昨日は連休最後の日なので―――というのはウソで、この金曜日も土曜日も出勤だったよお! でも気持ちの上だけでも連休が昨日まであったふりをして―――遠出をしました。最初考えていた案は3つで、1つは名古屋博物館へ行って「オルメカ文明展」を見る。2番目は奈良まで行って復元された大極殿を見る。3番目は、3世紀の都市として注目を集め始めた纒向(まきむく)遺跡を見る。というものでした。結局、自分の決断ではなく、たまたま来た電車の都合で三輪山の麓や、(日本の国家の発祥の地である可能性が高まった)纒向のあたりをほっつき歩くことにしました。ちなみに私は邪馬台国畿内説です。纒向遺跡が3世紀のものであるというのが正しければ、もう、決まりでしょう。ほっつき歩いたのは現代の地名で言えば奈良県桜井市です。

桜井のショッピングセンターの屋上から三輪山を望む。三輪山の麓にある大神神社(大神と書いて「おおみわ」と読む。本気と書いて「マジ」と読むのと同じ)の御神体はこの三輪山であって、そのため大神神社には拝殿はあるものの本殿はない。これは最古の神社の姿を今に伝えている、と言います。ちらっと見える和風の大きな建物の屋根は何だろう? 大神神社はあんなふうではないし、だいたい山の中なのでここから見えるはずはないし・・・・。
ずっと昔、私が中学生か高校生だった頃、両親と一緒にこのあたりをサイクリングしたことがありました。30年以上前の話です。あの頃は父も元気だった・・・・




桜井の駅の近くにレンタサイクルがあったのですが、値段を聞くと1000円とのことで、どう考えても3時間しかいられない私は3時間に1000円出すのがためらわれて、歩くことにしました。出かける前、グーグルで見たら桜井駅から大神神社まで3kmぐらいだし。



この川を渡ったら、燈籠がありました。そこには「三輪大明神」の文字が・・・・。



そうこうするうちに、あの、ショッピングセンターから見えた豪壮な和風建築の前にたどり着きました。その正体は天理教の建物(「寺院」て言うのかな?)でした。




ここまで当てずっぽうで歩いてきたのですが(とにかく三輪山を目指せば大神神社にたどり着ける、と考えて)、近鉄の駅に案内があった有名な「山の辺の道」にたどり着きました。



せっかくなので標識にあった「素佐男(スサノオ)神社」にお参りしました。ここには、このようなわけの分からんものがありました。こじんまりとした境内でした。




それから、ちょっと迷いましたが、大神神社の参道にぶつかりました。参道には屋台の出店が出ていました。


つづく