GI/M/s待ち行列の到着時刻状態分布の近似式(2)
- の場合
- ・・・・(16)
- の場合
- ・・・・(19)
- の場合
- ・・・・(20)
あるいは
- の場合
- ・・・・(17)
- の場合
- ・・・・(19)
- の場合
- ・・・・(21)
で与えられるの近似値が
- ・・・・(22)
を満たしているかどうかを調べます。以下、の近似式の値をそのまま使用すると考え、は全てと読み替えることにします。まず、式(17)から
- ・・・・(23)
が成り立ちます。ところで
- ・・・・(24)
は自明で成り立っており、の定義から
- ・・・・(25)
なので、式(24)(25)から
この式と式(23)から
- ・・・・(26)
となります。次に式(21)から
この式と式(25)から
- ・・・・(27)
となります。式(26)(27)から
よって
- ・・・・(28)
一方「GI/M/s待ち行列の到着時刻状態分布の近似式(1)」の式(12)
- [tex:k
- ・・・・(12)
から
- ・・・・(29)
ですが、これもまた、近似式の値を(つまり右辺の値を)そのまま使用することとして、以下ではをで読み替えます。
また、「GI/M/s待ち行列の到着時刻状態分布の近似式(1)」の式(14)
- ・・・・(14)
と「M/M/sにおける待ち確率Π」の式(7)(ここでは式(30)とします)
- ・・・・(30)
から
- ・・・・(31)
となるので、式(29)と(31)から
よって
- ・・・・(32)
式(32)と(19)から
よって式(28)は
- ・・・・(33)
となります。ここで「GI/M/s待ち行列の特性(書きかけ)」の
- ・・・・(34)
を用いると、(そしてここでもをで読み替えると)式(33)は
- ・・・・(35)
となり、目的の式に到達しました。