いろいろ迷いながら

ある事がきっかけで、いろいろな人のブログを読み、その人の過去のブログを読み返す数日が続いていて、何とも言いようのない気持ちが自分のうちに膨らむのですが、自分は素直でもなく、ただ、戸惑い、そのことについては書けない。
自分が過去に書き込んだコメントがまるで見知らぬ人のコメントのように見え、最近の自分がもう、何か違うところに来ているような気がして、これでいいのか、とも思う。


ここんところシャカリキになって数式を書き散らしているのは茂木さんの本で読んだことがきっかけだし、今、こうして変な文章を書く気持ちになったのは、また別のきっかけのせいで、そんなふうにあちこち方向を変えるのは、ある人がずっと昔に私に言った「それがブラウン運動」ということなのかもしれない。結局は自分はこういう時に自分固有の幻想に引きこもってしまう。このこと、つまり自分固有の幻想、についても書こうか、と思いながら、書くまでもない、書いても意味がない、とか、書くならもっと素敵に書きたいとか、ここは書くべき場所ではない、とかいろいろ考えてしまう。


で、それはまだ20代の頃で、場所は新宿の交差点で、自分はブラウン運動する花粉のようにあちこちの方向から水の分子の打撃を受けていて、ブラウン運動は別名、酔歩、ともいうがあれは酔歩なんてかわいらしいものではないな。当人はかなり苦しかった。で、あの人は、それが数式に書ける、というか、何かが、たとえば芳香がある1点から球状に拡散する様子を、3次元の動画でいきなり頭に伝えてきた。書いていて何のことだよ、と、思ってしまう。だから、当時の空想だから・・・・・。


当時はかなり思いつめていて、現実の経験と、現実ではなかった経験と、記憶になってしまえばどこが違うのか、と当時の私は考えていた。私にとってはあれは現実だったんだよ。


私が20歳前後だった頃は、いつもアルバン・ベルクの無調に近いピアノソナタが流れている気がした。


結局、何も書けなかった・・・・・。