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2.5. D/M/mモデルとM/D/mモデル
よりよい近似を得るためにCosmetatos (1975)によって開発されたシステムとシステムについての非常に正確な近似を適用する。彼の近似は
- ・・・・(2.16)
ただし、、
- ・・・・(2.17)
- ・・・・(2.18)
ただしで、は(2.17)のもの。
私は(2.16)に0.24との最小値を挿入することによってCosmetatos (1975)の近似式を修正した。この修正がないと、任意の正のについてでになる。さらにについては負になってしまう。確率的比較を考慮すると、は式(2.16)の中では1未満でなければならない(Whitt 1983b)。しかし、私は極限ケースの調整のみを用いる。
(2.16)を直接適用するが、(2.18)は若干複雑なの値を含んでいる。実際、であり、は方程式の間隔(0,1)にある唯一の根であるので、は非常な困難なしに評価される。しかし、私はKraemerとLangenbach-Belz (1976)の近似(Whitt 1983a)、公式(45)
- ・・・・(2.19)
を用いる。次に(2.18)と(2.19)を組合わせて
- ・・・・(2.20)
を得る。ここにである。システムとシステムについてのこれらの近似の精度はすばらしい(表2,3)。の場合に近似(2.14)からの大きな改善は明らかである。例えばモデルででの時、の正確な値と新しい近似値はともに0.46であるが、近似式(2.14)では0.67となっている。