k≦mの時のp(k)の推定(3)――GI/G/m待ち行列の近似式(by Ward Whitt教授)へのメモ
次に
- ・・・・(2)
となっていますが、
- ・・・・(1)
あるいは、私が修正した
- ・・・・(6)
でをと関係付けるのであれば式(2)右辺のは不要であることを指摘したいです。つまり、式(6)に式(2)を代入すると
となるので式(2)でを定義する代わりに
- ・・・・(7)
で定義してもの値は変わりません。今後は式(2)の代わりに式(7)を採用します。
さて、「k≦mの時のp(k)の推定(2)――GI/G/m待ち行列の近似式(by Ward Whitt教授)へのメモ」の最後に述べたように
- ・・・・(8)
なので、式(8)を式(6)に代入すると
- ・・・・(9)
となります。さらにこれを「k≦mの時のp(k)の推定(1)――GI/G/m待ち行列の近似式(by Ward Whitt教授)へのメモ」の式(3)
- ・・・・(3)
に代入すると
これを変形して
- ・・・・(10)
さらに式(10)に式(7)を代入すると
- ・・・・(11)
となります。別の式からの値を求めたあと、その値を式(11)に入れて、左辺と右辺が等しくなるようにの値を調整して求めることになります。の値が決まれば、これを式(7)に代入してを求め、さらにを式(6)に代入しての時のを求めることになります。