M/G/1待ち行列の条件待ち時間の変動係数
「M/G/1待ち行列の待ち時間の2乗平均」の式(13)(ここでは番号を振り直して式(1)とします)
- ・・・・(1)
から「Whitt教授の「Approxomations for the GI/G/m queue」の翻訳(27) 」に登場する公式(4.2)(ここでは番号を振り直して式(2)とします)
- ・・・・(2)
を導くことが出来ます。
まず
- ・・・・(3)
なので、これを式(1)に代入して
- ・・・・(4)
また、式(2)に登場するはその定義から
- ・・・・(5)
なので、
- ・・・・(6)
これを式(4)に代入して
- ・・・・(7)
さらにの定義、つまりは装置が処理中の時のである、という定義、つまり
- ・・・・(8)
から
- ・・・・(9)
- ・・・・(10)
- ・・・・(11)
なので式(9)(10)は
- ・・・・(12)
- ・・・・(13)
式(12)(13)を式(7)に代入すると
よって
- ・・・・(14)
ここでM/G/1の時の待ち時間の式
- ・・・・(15)
を式(14)に代入すれば
よって
- ・・・・(16)
Whitt教授の「Approxomations for the GI/G/m queue」では装置の稼働率は記号で書かれているので式(16)のをで置き換えると式(2)になります。