坤 六五

黄裳(こうしょう)、元(おお)いに吉


「黄色の裳(も)、大いに吉」 簡潔すぎてまったく意味が取れません。文言(ぶんげん)伝には

  • 君子は黄中にして理に通じ、正位にして体に居る。美その中に在って、四支に暢(の)び、事業に発す。美の至りなり。

とあります。なんだか分かるような分からないような・・・・。黄色は皇帝の衣の色であることを思い出します。もっとも、易が書かれた頃には皇帝という概念はまだ無かったはずですが・・・。とにかくこれはとても良い卦のようです。