待ち確率の近似式(10)

次にc_a^2=2.25であるようなH_2/M/s待ち行列に式(45)

  • \Pi(GI/G/s)=b^{\sqrt{2(s+1)}-1}・・・・(45)

を適用してみます(「近似2」の欄)。また、以前の式(44)

  • \Pi(GI/G/s)=u^{\sqrt{2(s+1)}-2}b・・・・(44)

を適用した結果も併せて表示しました(「近似」の欄)


この表で誤差が±0.05を超えるところは紫色で塗りました。


今度は残念なことに「近似」(式(44))のほうが「近似2」(式(45))より精度がよい結果になりました。かといって式(44)を採用すると「待ち確率の近似式(6)」で見たようにc_a^2=4.0であるようなH2/D/s待ち行列の場合に精度が悪くなってしまいます。では、どうしたらよいのでしょう?