未来派:アントーニオ・サンテーリア讃
諸般の事情で鬱々としていた私の精神が、これはいかんと言って、ティーンエイジャーの頃の記憶を呼び出して来た。
ティーンエイジャー当時読んでいた『美術手帖』の特集『過去になった未来派の現在』で知った(夢中になった)未来派の建築家、イタリア人、アントーニオ・サンテーリアの記憶である。
彼の名前をググッたところ、以下のリンクに遭遇し、深く感動した。
今ならば、東京などのおしゃれな区画にありそうな「未来的な」建築であるが、彼がこのデッサンを描いたのは今からほぼ100年前のことだ。こんな人こそ、生まれるのが早過ぎた人と言うことが出来るだろう。私は彼のデッサンに釘付けになる。
私は彼の提示する形象に、深く魅せられる。
アントーニオ・サンテーリア。第一次世界大戦に従軍して28歳で戦死する。