3.1 分かりやすい例
二項分布の場合、ただし, , で[tex:A'(1)=nq2(\sqrt{2}-1)]を越えて増加すると、ゼロを含む滑らかなジョルダン曲線から2つの別々の閉曲線に変わり、(12)はもはや成立しない。
これが定理3.7の実例である。を調べると、図2でが0について星型ではないことが分かり、よって条件3.5が満足されておらず、そのため根を決定するのに繰り返し(14)を適用することが出来ないことがすぐに分かる。
の場合、で
が発生し、に等しい(?)ことを我々は知っている(?)。の場合、条件3.5は
(18)
の時のみ成立することを示すことが出来る。
今、とによってそれぞれ(17)と(18)が成立するようなの上限を示すことにする。これらの値とを図3にの関数としてプロットした。
(16)が成立する([tex:q