風は寒いけれど日差しは明るい休日

3日ぐらい暖かい日が続いたのですが、昨日からまた寒くなってしまいました。それでも日差しが明るいのがうれしくて、寒い北風が吹くなかを自転車であちこちとぶらつきました。



梅の花を探すのも目的のひとつでした。
でも、咲いていない木も多かったです。あと、個人のお宅の庭で梅が咲いているのをいくつか見つけましたが、無断で写真を撮るのもなんだかいけないような気がして、こういう写真になりました。





気になる道をたどっていったら、こんな場所に出ました。突然何か幸せな気分がわきおこってきました。何故なのかよく分かりません。忘れてしまった記憶がそうさせるのか・・・・。日差しが明るいため、震えるほど寒いのに夏の光景のようにも思えました。日曜日の朝で、とても静かでした。風景が「おかえり」と言っているようでした。・・・・「ただいま」




高倉山。これは伊勢神宮外宮の背後にある山です。今は立ち入り禁止になっていますが、江戸時代には山頂まで登ることが出来たのだそうです。その山頂には江戸時代には「天の岩戸」と呼ばれた遺跡があって、それは古代の古墳でした。先日、三重県埋蔵文化財センターと伊勢教育委員会の主催の「宮川下流域の古墳時代」という小さな展示を見に行って知ったのですが、この古墳は内部の石室の大きさでは全国でもかなり広い(全長18.5mとあります)部類に入るそうです。当然、外宮の代々の宮司である度会氏との関連が考えられます(これは私の意見)。
この高倉山の真西には明日香の天の香具山があります。それだけなら何てことないのですが、先代旧事本紀という古文書の中の天孫本紀の巻には尾張氏の祖先神として天香語山命(あめのかごやまのみこと)というのが登場し、その別名が高倉下命(たかくらじのみこと)と書かれています。「あめのかぐやま」と「あめのかごやま」、「たかくらやま」と「たかくらじ」、これは偶然のようには思えません。