- 図10
M/M/2/2の状態遷移図を書くと左の図のようになります。ここで状態を示す数字はシステム内のジョブ数を表しています。
ここから平衡方程式を作ると
- ・・・・(19)
- ・・・・(20)
となります。この式(19)はM/G/s/s待ち行列への考察(2)の式(7)とまったく同じです。さらに式(20)から
- ・・・・(21)
ここで式(19)を代入すれば
- ・・・・(22)
となりますが、これはM/G/s/s待ち行列への考察(2)の式(18)とまったく同じです。よって、でもでも定常状態確率は同じになります。このことはの場合、定常状態確率がサービス時間分布に依存しないことを示唆しています。
しかし、残念ながら私にはまだそれを証明することが出来ません。