メモ:ヴァネヴァー・ブッシュのアナログ計算機
ブッシュの計算機研究者としての成果の最たるものは、1934年、アメリカ軍のために設計を始めた、極秘の100トンもあるアナログ計算機で、1942年、アバディーン試験場に納入された。中には長さ300km以上の電線があり、150個の電動モーターがあった――2000本の真空管もあった。この機械は、以前は人間の計算士が卓上計算機で計算して20時間かかっていた射撃表を、15分で計算できた。
「情報時代の見えないヒーロー ノーバート・ウィーナー伝」フロー・コンウェイ、ジム・シーゲルマン著、松浦俊介・訳 より
- 作者: フロー・コンウェイ,ジム・シーゲルマン,松浦俊輔
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2006/12/14
- メディア: 単行本
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しかし1934年から設計を始めて1942年納入とは、いくらなんでも時間がかかりすぎているのではないか?
それはともかく、この記事が正しいのであれば、ENIACはブッシュのアナログ計算機の後継として開発されたことになる。