ガンマ関数(3)
「ガンマ関数(2)」の式(10)
- ・・・・(10)
の証明は確率・統計の教科書や物理学の教科書によく載っていますが、ここにも書いておきます。以下がその証明です。
まず
- ・・・・(12)
と置きます。すると
- ・・・・(13)
ここでを直交座標と考え、これを下図のように
極座標に置換えます。すると
- ・・・・(14)
になります。またの積分の範囲は0からまで、の積分の範囲は0からまでになります。または
から考察すると
- ・・・・(15)
になります。式(13)(14)(15)から
よって
- ・・・・(16)
ここで式(16)の右辺の積分は
となるので式(16)は
よって式(10)
- ・・・・(10)
が成り立ちます。