年表を作る

福島氏の開発されたネオコグニトロンに関する説明(Deep CNN ネオコグニトロンの学習--JSAI2016タイムテーブル 06月06日(Mon)--1A3-OS-27a オーガナイズドセッション「大会特別講演:福島先生 / OS-27 Deep Learning (1)」)を読んでいた時に

ネオコグニトロンの回路構造は、第一次視覚野に関する神経生理学的な知見、すなわちHubel-Wieselの古典的な階層仮説にヒントを得て考案された。

という文に行き当たり、ヒューベル(Hubel)とウィーゼル(Wiesel)によるニューロンの反応選択性の発見はいつだったっけ、という疑問が私の中に出てきました。
それで調べたところ、はっきりしないのですがどうも1959年らしいです。一方、ネオコグニトロンの発表は1979年でした。これらを人工知能ニューラルネットの発展史の中でどんな位置にあるのか、調べたくなりました。


ということで年表を作ります。だんだん更新していきます。

1940年代

1943

1945

1946

  • ENIAC完成 コンピュータの始まり。

1950年代

1950

1955

  • ニューウェルとサイモン ロジック・セオリスト作成。AIの始まり。

1956

1957

1959

  • ヒューベルとウィーゼル ニューロンの反応選択性の発見

1960年代

1965

1966

1969

1970年代

1972

  • バーロウ ニューロン・ドクトリンを提唱 (「おばあさん細胞」の仮説へと進む)
  • ファイゲンバウム Mycin

1973

  • ライトヒル ライトヒル報告書でAI研究を「なんら実質的な成果を上げていない」と批判。AIの冬の始まり。

1979

  • 福島邦彦 ネオコグニトロン

1980年代

1980

1982

  • ホップフィールド ホップフィールド・ネットワーク
  • ディビット・マー 「ヴィジョン」公刊

1985

  • ヒントンとセジュノスキー ボルツマンマシン
  • パール、ベイジアン・ネットワーク

1986

1987

  • AI専用マシン市場の暴落。第二次AIの冬の始まり。

1990年代

1996

  • オルスホーゼンとフィールド スパースコーディングを提唱

1997

2000年代

2006

  • ヒントン ディープ・ラーニング

2010年代

2011

  • IBMのAI ワトソンがクイズ番組「ジェパディ!」で人間に勝利。第三次AIブームの到来

2012

  • ディープラーニングを使ったシステムが画像認識コンテスト「ILSVRC」で上位を独占。第三次ニューロブームの到来