2008-01-10 トラセアス 自省録に登場する人名 ローマの元老院議員・ストア哲学者(66年死)。カトーを範とし、独立不羈の思想ゆえにネロに憎まれ、死を宣せられた。 「ユルスナール『ハドリアヌス帝の回想』の訳者多田智満子による注」より 私の兄弟セウェールスからは、家族への愛、真理への愛。正義への愛。また彼を通してトラセアス、ヘルウィディウス、カトー、ディオーン、プルートゥスを知ったこと。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)