2008-01-10から1日間の記事一覧

小カトー(マルクス・ポルキウス・カトー・ウティケンシス)

ローマの政治家カエサルの政敵。カエサルに敗れ自殺する。 私の兄弟セウェールスからは、家族への愛、真理への愛。正義への愛。また彼を通してトラセアス、ヘルウィディウス、カトー、ディオーン、プルートゥスを知ったこと。 (「自省録」マルクス・アウレ…

トラセアス

ローマの元老院議員・ストア哲学者(66年死)。カトーを範とし、独立不羈の思想ゆえにネロに憎まれ、死を宣せられた。 「ユルスナール『ハドリアヌス帝の回想』の訳者多田智満子による注」より 私の兄弟セウェールスからは、家族への愛、真理への愛。正義…

クラウディウス・セウェールス

逍遥学派の哲学者。彼の息子はマルクスの次女ファディラと結婚した。「兄弟」と云うのは恐らく親愛の情をあらわす言葉として用いたのであろう。 私の兄弟セウェールスからは、家族への愛、真理への愛。正義への愛。また彼を通してトラセアス、ヘルウィディウ…

アテノドトゥス

フロントーの師 ドミティウスとアテノドトゥスについて伝えられているように自分の先生たちに関して心から善いことをいうこと。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)

ドミティウス

マルクスの母方の祖先の一人。 ドミティウスとアテノドトゥスについて伝えられているように自分の先生たちに関して心から善いことをいうこと。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)

カトゥルス

ストア派哲学者 カトゥルスからは、友人が講義を申込んで来たならば、たとえそれがいわれなき抗議であろうともこれを軽視せずに、彼を平生の友好関係にひきもどすべく試みること。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)

アレクサンドロス

マルクスのギリシア人秘書であったという。 プラトーン派のアレクサンドロスからは、「私は暇がない」ということをしげしげと、必要もないのに人にいったり手紙に書いたりせぬこと。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)

コルネーリウス・フロントー

修辞学者コルネーリウス・フロントー。マルクスの教師の中もっとも有名であり、もっともマルクスに敬愛された人。二人の間の書簡が残っている。 フロントーからは、暴君の嫉妬と狡智と虚偽とはどんなものかを観察したこと。 (「自省録」マルクス・アウレー…

上位エントリ:マルクス・アウレーリウスの「自省録」に登場する人名