2008-02-16 マーニウス・クリウス・デンタートゥス 自省録に登場する人名 共和制ローマの将軍。前275年、ギリシアのエーペイロス王ピュルロスを破る。 昔使われていた表現は今ではもうすたれてしまった。同様に昔大いにうたわれた名前もある意味で今はすたれた。たとえばカミッルス、カエソ、ウォレースス、デンタートゥスや後のスキーピオ、カトー、それからまたアウグストゥス、ハドリアーヌスとアントーニーヌス。すべてすみやかに色あせて伝説化し、たちまちまったき忘却に埋没されてしまう。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)