変な英語

昨日の「「第19章 総合。全てをまとめる。」の英語に苦しむ。」を書いていて、また変な英語を思い出しました。1996年のことなのでもう12年前になりますが、その頃私はイギリスはスコットランド人質状態になっておりました。人質になっていた理由を話すと長くなるのでやめます。土日はしっかり休める状態での人質なのでそこそこ楽ではありました。ある時ヒマつぶしにLinlithgowという発音しづらい町

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にある16世紀の宮殿を見に行きました。ここはスコットランドの王家であるステュアート家の宮殿の一つでした。そしてそこで生まれたメアリ・ステュアートは現エリザベス女王の祖先の一人でもあります。まあ宮殿と言ってもまったくの廃墟でしたが。
その城から町に下る坂道の横にある塀に(私の記憶では)こう書かれていたのです。

We are gaing wi a las!

たぶんこれは、We are going with a lady.のことで、メアリ・ステュアートが生まれた時に瀕死の父親のジェームズ5世がつぶやいた言葉らしい、という推測はついたのですが、確証がありません。もう12年間、疑問のままになっています。今回Googleで検索しても見つかりませんでした。あるいは私の記憶が間違っているのかもしれません。


ところで、今回、Googleのイメージ検索でLinlithgow Palaceで検索したところ、思いがけず懐かしい映像の数々に出会うことが出来ました。私は人付き合いがよくないから、ひとりでここに行ったんですよ。たまたま、他に観光客もいなくて、この(↓)廃墟にひとり! チケット切りのおばさんもどこかへ出かけちゃってたし。


architecture at Linlithgow


その時、頭に響いていたのはワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の前奏曲! 一種の危ない状態でしたね。ヨーロッパ中世を満喫、といった感じです。


イギリスの観光地にはイギリス王室関係の英語が出ているので、以下の略語を自然と覚えてしまいました。

  • HM: Her Majesty's 陛下の。例えばHM Tower of London(陛下のロンドン塔)
  • HRH: His/Her Royal Highness 殿下
  • HRHPR: Her Royal Highness the Princess Royal 第一王女(アン王女のこと)

あまり役に立たないけど。