ヨーロッパ王室

スコットランドに滞在していた頃のことを思い出した。

単なるフラッシュバック。私が仕事でスコットランドに滞在していたのは1995年だからもう20年近く昔のことです。 茨の冠を頂く主イエスよ、 この紋章を掲げる生誕の地を守り給え。 御心ならば、この王位を継ぐ者が、 末永くこの世を治めんことを。 そしてまた…

オランダ王室は今もこれからもオランニエ・ナッサウ家か?

まあ、これもどうでもいい話なんですが・・・・。酒の肴の話ぐらいにはなるかと思いまして・・・・。 現オランダ女王であるベアトリクス女王が自ら退位を宣言し、この4月末で退位し、新オランダ王ウィレム=アレクサンダーが即位することになりました。日本…

またしても「ブルゴーニュ家」

ブルゴーニュ家 (講談社現代新書)作者: 堀越孝一出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/07/16メディア: 新書購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (10件) を見る 随分昔から持っていた本ですが(発行年月日を見ると、1996年7月20日第一刷発行、とあ…

オットー・フォン・ハプスブルク 英語版Wikipediaから(2)

「Otto von Habsburg---Wikipedia (2011/7/22)」から 第二次世界大戦 オットーは、オーストリアのナチス・ドイツへの併合に強く反対した。1938年、彼はオーストリア首相クルト・シュシュニクにナチスに抵抗するよう要求し国際的介入を支持した*1。そしてヒト…

オットー・フォン・ハプスブルク―英語版Wikipediaから(1)

「Otto von Habsburg---Wikipedia (2011/7/22)」から 幼年期 オットーは、オーストリア・ハンガリーのライヘナウ・アン・デア・ラックスにあるヴィラ・ヴァルトホルツ(Villa Wartholz)で生まれた。1912年11月25日、ヴィラ・ヴァルトホルツで、王子にしてウィ…

どの縁戚関係でしょうね・・・今日もどうでもいい話

今日もどうでもいい話なんだけど、誰か似た趣味の人が読むかも、と思って・・・・。 「オットー・フォン・ハプスグルク氏死去」で 私としてはまず、なぜ、オットー・フォン・ハプスブルク氏がベルギーの城にいたのか、を知りたいのですが・・・。今のところ…

オットー・フォン・ハプスグルク氏死去

2011年7月4日、オットー・フォン・ハプスブルク氏、ドイツはバイエルン州ペッキングの自宅で死去、というニュースを知って、「おおっ!」となった。98歳とのこと。何せこの人はオーストリア・ハンガリー帝国がまだあった1916年、最後の皇帝カー…

ローマは1日にして滅びず(32)

神聖ローマ帝国は滅びましたが、オーストリア帝国が残りました。もともと神聖ローマ帝国は150年もの間、機能しておりませんでした。フランスでナポレオンが皇帝に即位した1804年、その即位式から間もない頃にハプスブルク家の当主にして神聖ローマ帝…

ローマは1日にして滅びず(31)

ハプスブルク家のカール5世についてはさまざまな本に書かれていますから、ここではあまり述べません(オットー3世の時は、ほとんど日本語の本に登場しないので、書きたくて仕方がありませんでしたが)。カール5世は1555年、55歳の時にブリュッセル…

ローマは1日にして滅びず(30)

「戦は他国にさせておけ。幸いなるオーストリアよ。汝は結婚せよ。」 と呼ばれたハプスブルクの婚姻政策というのは、姻戚関係によってどんどん領土を増やしていった様を言います。 まずはフリードリヒ3世の息子マクシミリアンが、ブルゴーニュ家のシャルル…

ローマは1日にして滅びず(29)

やっと、フリードリヒ3世まで来ました。「ローマは1日にして滅びず(11)」で、東のローマ帝国が、オスマントルコによるコンスタンティノープル陥落で滅亡した際に、私が、まだローマ皇帝はいる、と言って持ち出してきたフリードリヒ3世です。 ところで…

ローマは1日にして滅びず(28)

ルクセンブルク家の、そしてボヘミア国王にして皇帝でもある、カール4世の(神聖)ローマ帝国*1は、強大な力を持つ諸侯を何とかまとめて作り上げたガラス細工のようなもろい帝国でした。このような脆弱な帝国を以って幻影の世界帝国をうんぬんするのは気が…

ローマは1日にして滅びず(27)

「ローマは1日にして滅びず(26)」の続きです。 ホーエンシュタウフェンの一族が断絶したあと、西のローマ帝国はしばらくの間、実質的な皇帝が出現しませんでした。ドイツ諸侯が強力な皇帝の出現を嫌って、足を引っ張り合って有力者を皇帝に推薦しなかっ…

イギリス流のまわりくどさ

第二次世界大戦でロンドンがドイツ軍の空襲を受け、ドイツ軍のイギリス上陸の可能性が予想されていた頃のことです。イギリス政府は、未来の国王に予定されているエリザベス王女やその妹のマーガレット王女に、どこか安全なところに疎開してもらう計画を立て…

「メディチ家の人びと」を読みました。

ここ数日、メディチ家の人びと メディチ家の人びと―ルネサンスの栄光と頽廃 (講談社学術文庫)作者: 中田耕治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/07メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る を読んでいました。以下は読書メモです。…

メディチ家の滅亡

メディチ家の滅亡 (1983年)作者: 中田耕治出版社/メーカー: 青土社発売日: 1983/03メディア: ? クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る この本については、同じ著者の「メディチ家の人びと」以上に読んでいないので、ここに何か書くのもなんだかた…

メディチ家の人びと

メディチ家の人びと―ルネサンスの栄光と頽廃 (河出文庫)作者: 中田耕治出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1984/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る この本の冒頭の言葉はこうでした。 フィレンツェは、まさに花の都と呼ばれるにふさわし…

メロヴィング王朝史話(上)

メロヴィング王朝史話〈上〉 (岩波文庫)作者: J.N.オーギュスタンティエリ,J.N.Augustin Thierry,小島輝正出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1992/08/18メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る 昨日、ご紹介した6世紀フラ…

英国王妃物語

英国王妃物語 (三省堂選書)作者: 森護出版社/メーカー: 三省堂発売日: 1986/06メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 著者は大著 英国王室史話作者: 森護出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 1986/03/01メディア: 単行本この商品…

帝都ウィーンと列国会議--会議は踊る、されど進まず

帝都ウィーンと列国会議―会議は踊る、されど進まず (講談社学術文庫)作者: 幅健志出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/02メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (5件) を見る タイトルだけ見ると硬い本のように思われますが、ウィーン…

どうでもいい話なんだけど

ヨーロッパ最後の王たち作者: ピエールミケル,Pierre Miquel,加藤雅彦,田辺希久子出版社/メーカー: 創元社発売日: 1997/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 確かこの本で見たと思うんだけど、ヨーロッパ近現代の女王、王妃の中で美人だ…

変な英語

昨日の「「第19章 総合。全てをまとめる。」の英語に苦しむ。」を書いていて、また変な英語を思い出しました。1996年のことなのでもう12年前になりますが、その頃私はイギリスはスコットランドに人質状態になっておりました。人質になっていた理由を…

ハプスブルクをつくった男

ハプスブルクをつくった男 (講談社現代新書)作者: 菊池良生出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/08/10メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (12件) を見る同じ著者による「戦うハプスブルク家」(07/02/28の日記参照)に感心したのでこれを買…

エリザベス1世(07/02/16から移動)

エリザベス一世 (講談社現代新書)作者: 青木道彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/01/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (10件) を見るフランセス・イェーツの「薔薇十字の覚醒」薔薇十字の覚醒―隠されたヨーロッパ精神史作…

ブルゴーニュ家

ブルゴーニュ家 (講談社現代新書)作者: 堀越孝一出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/07/16メディア: 新書購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (10件) を見る一時期、ヨーロッパ君主の家系図に「ハマっていた」ことがありまして、その関連でこの…

物語 イタリアの歴史Ⅱ

物語 イタリアの歴史〈2〉皇帝ハドリアヌスから画家カラヴァッジョまで (中公新書)作者: 藤沢道郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/11/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (12件) を見るこの本の目次を示しますと、以下…

「生」と「死」のウィーン

「生」と「死」のウィーン―世紀末を生きる都市(まち) (講談社現代新書)作者: ロート美恵出版社/メーカー: 講談社発売日: 1991/03メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見るこれはハプスブルク家が主題の本ではなく、ウィーンの近現代芸術思潮を述べた…

戦うハプスブルク家

戦うハプスブルク家 (講談社現代新書)作者: 菊池良生出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/12/15メディア: 新書購入: 4人 クリック: 44回この商品を含むブログ (12件) を見るこれは17世紀前半ドイツを舞台に戦われた三十年戦争の歴史ですが、同時に、神聖…

ハプスブルク家

ハプスブルク家 (講談社現代新書)作者: 江村洋出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/08/10メディア: 新書購入: 16人 クリック: 287回この商品を含むブログ (41件) を見る私の本棚の中には数冊の「ハプスブルクもの」とでも分類出来そうな本があります。この…