青いバラ ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 op.43

気になっていた曲の名前を何十年もたってから知ることが出来ました。昨夜、Youtubeを見ていて偶然に聞き覚えのある曲に出会いました。えー、これ、ラフマニノフなの?


この曲を聞くと、私が小学生の低学年、あるいは3年か4年生だったかもしれませんが、母が裁縫をしながらNHKのラジオを聞いていて、その頃、NHKのラジオでやっていたクラシックの名曲紹介のような番組のエンディングにいつもこの曲が流れていたのを思い出します。それは、今から思えば幸福なひとときの思い出です。(たぶん、母は覚えていないと思う。それほどクラシックに興味がなかったと思うから) 20代、30代の頃はこの曲のことはすっかり忘れてしまっていました。その頃はやるべきことがいっぱいあったのでした。
40代になると子供の頃に聞いた曲がむしょうに聞きたくなってきました。2003年のこと、アメリカ出張の帰り、安いチケットを買ったのでフライトの接続が悪く、乗換えが大変だったのですが、Y君と広い(そして初めて来た)ジョージ・ブッシュ・ヒューストン空港で、次の便のゲートを探して走り回っている時、突然この曲が流れてきたのでした。私はもっと聞きたかったのですが、そんなヒマはありません。ギリギリの時刻にゲートに到着したことを覚えています。その時もこの曲の名前を知ることは出来ませんでした。


分かったのは昨夜です。

この曲を聞くと、自分が小学生に戻ったような気がします。プチ「失われた時を求めて」ですね。それにしてもラフマニノフとは・・・。もっと昔の人の作曲かと思っていた。

こっちのほうがいい音のように思えます。