見たい。映画「アレクサンドリア」
映画に関してはいつも関心のない私ですが、この頃このブログが「ヒュパティア」という単語でアクセスされるのを不思議に思って調べたら、なんと最近ヒュパティアを主人公にした映画が封切られたとのこと。・・・・こっこれはっ・・・見たいッ! (だが、ここに住んでいると見に行くのは大変だ)
この予告編の1:30のところを見ると、岡野玲子の「陰陽師 12」
- 作者: 岡野玲子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2005/07/29
- メディア: コミック
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に唐突に出てくるヒュパティアの一場面を思い出す。このヒュパティアの話は、前後の安倍清明の話とは切り離された11ページの断章であるがとても印象深い。アレクサンドリアの聖省長官オレステスがヒュパティアに、逃亡を進める場面だ。
- オレステス
- ヒュパティア
- オレステス。私には・・・・愛するものがあるので偽れない。
- オレステス
- それでも、ここに留まる危険をおかすことはない。アテナイがある。それに、ここでの、あなたの功績が抹殺されるわけではない。
- ヒュパティア
全て「陰陽師 12」より
この「一つ」は「ト・ヘン(to hen)」だろう。私は中学の時に新プラトン主義というものの存在を知り、その時から「ト・ヘン(to hen)」に憧れてきた。
関連エントリ
ところでヒュパティアが虐殺された紀元415年というのはどんな時代かと調べてみたら、ローマ皇帝テオドシウス2世の時代だった。この年の近くの歴史的事件には紀元410年の西ゴート族によるローマ劫掠がある。あと、テオドシウス2世と言えば、皇妃エウドキア(=アテナイス)の物語がある。