答志島にはワカヒルメのミコトが住むか?(11)

この八幡神社は、答志島の人々の崇敬を大変受けています。その証拠(っておおげさか・・・)になるようなリンクを2つ紹介します。

ひとつは、答志島の答志と和具の中間にある旅館「やま七」のホームページです。旅館の女将(はるちゃん)が動画で答志島の見所を紹介しています。このページで「八幡神社」のところをクリックして下さい。この八幡神社の霊験譚を聞くことが出来ます。それも現代の霊験譚です。

もうひとつご紹介したいのは、この神社で催される神事のことです。

ここに記事を引用してしまいますが、こういうことです。

八幡神社の祭礼である「神祭」。
なかでも弓引神事は、祭の中で最も盛り上がる迫力満点の行事で、「お的衆」と呼ばれる若者たちが、畳一枚半ほどの「お的」(木組みに紙を張って墨を塗ったもの)を担いで坂を駆け上がると、待ちかねた町民が次々とお的に飛び込み墨紙を奪い合います。
人々は護符にかわるこの墨紙で家の戸口や船に「丸に八の字」を書いて、1年の大漁と家内安全を祈願します。
前後には ウケ芝居として歌舞伎(忠臣蔵)が行われ、その後獅子舞もあります。


「【答志島】八幡祭(ハチマンマツリ)―ー観光三重」より



この引用に書かれている「獅子舞」については、以下に記事があります。

これは私にとっては、なかなか素敵なブログです。お獅子のことを「おしっさん」と呼ぶのも、かわいくて、いいです。
さて、上に挙げた「【答志島】八幡祭(ハチマンマツリ)―ー観光三重」に書かれていた「丸に八の字」は、町の中、いたるところにありました。私はその写真を撮りたいと思いましたが、あまりにも生活空間の中というか、そこに皆さんが普通に暮らしておられるなかなので、そこにカメラを向けて写真を撮るというのが、なんだか、ためらわれてしまい、ほとんど撮りませんでした。ここには、撮った2枚の写真を載せます。


撮ったのはこれだけですが、本当にいたるところにこのマークが書かれていました。私の写真には人が写っていませんが、それは今言った事情でして、けっして、この島がひと気が少ない、というわけではありません。私が答志島に感じる魅力の一つは、活気がある、ということです。漁業と観光業(旅館)がさかんなのが、ちょっと見た目にもよく分かります。
この八幡神社から次に向かう美多羅志(みたらし)神社への途上、お婆さんがスクータ(いや、あれはバイク?)に子供を前に乗せているのに出会いました。その時私は「おお、お婆さん元気!」と思いました。しばらくして、再びそのスクータが私の視界に入ってきた時には、子供の姿はありませんでいた。私があれっと思う間もなくすぐに、反対方向に駆けていく小さな女の子が目に入りました。小学校低学年ぐらいでしょうか。その女の子は坂道を登っていくのですが、その走り方が何とも元気です。まるで、アルプスの少女ハイジか、あるいはジブリの映画にこんな走り方をする女の子が登場したような気もして、ちょっと、感動しました。その子は家の中に入っていくようでした。私自身、美多羅志(みたらし)神社へ行くためにその坂を登っていたのですが、ちょうど、その子が入った家の横を通るときに、思いがけず、その子がまた、外に飛び出してくるのが見えました。あいかわらず元気な走りで。
 さらに、坂道を登っていくと、年配の男性が4、5名ほど、向こうから坂を降りてくるのに出会いました。その中の2人ぐらいが手に地図のようなものを持って、それを見ながら降りてくるので、これはたぶん観光客だな、と思いました。その坂のもっと上のほうでは、台車に荷物を載せてそれを押して運んでいるお婆さんが見えました。
 こういうふうに、人通りはそれなりにあるのですが、私はどうもそういう風景を撮るのが苦手です。そんなわけで私の写真には人が映っていないのでした。



港で、1隻、漁から帰った船が来た、と見ていると、すぐに別の漁船が帰ってきました。