ラウティング

  • この図ではラウティングは、ステーションA→C→D→F→完了、がラウティングです。通常ラウティングは、ジョブが属する製品によって決まります。
  • ラウティングが指定するのはステーションです。ステーションの説明を見ていただければ分かりますように、ステーションは一般に複数の装置から成ります。ジョブは次にどのステーションに行くべきかを指定されますが、その中のどの装置を選ぶかは、事前には決められていません。一般にはその時に空いている装置を選びます。
    • 半導体ファブで言えば、プロセス・フローがラウティングにあたります。上の図ではジョブは各ステーションに多くて1回しか訪れないようなラウティングですが、半導体ファブのように同じステーションを何度も訪れるラウティングも可能です。
      • たとえば、ステーションA→C→D→B→C→D→F→E→F→完了
    • しかし、Factory Physicsでは同じステーションを何度も訪れるようなラウティングの考慮をあまりしていないように見えます。この点、Factory Physicsの記述を半導体ファブに適用する際に注意が必要です。