Excelを使った行列の掛け算(1)

Excelで行列の掛け算を行う方法を紹介します。
例として2つの3×3行列AB
A=\left(\begin{array}1&-1&0\\1&1&1\\0&1&1\end{array}\right)
B=\left(\begin{array}2&0&2\\0&2&0\\2&0&2\end{array}\right)
である時に、A{\times}Bを計算することを考えます。
まず

のようにABの行列の内容をExcelに書きます。次に適当な場所に「A*B」を入力します。

次にその横に、掛け算の結果を表示させるエリア(この場合は3×3)をセルをドラッグして指定します。

次に「=MMULT(」と入力します。MMULT(配列1, 配列2)は行列の掛け算を行うExcelの関数です。

次にドラッグしてAの行列の範囲を指定します。

次にカンマを打ちます。

次にドラッグしてBの行列の範囲を指定します。

次に「)」を入力して、次にSHIFTキーとCTRLキーを押したままENTERキーを押します。

そうすると、選択した箇所にABを掛けた結果が表示されます。これが行列の掛け算の仕方です。