まだ何の役に立つのか分かりませんが、ちょっと面白い積分の式を導くことが出来たのでご紹介します。
- ・・・・(1)
- ただしは0以上の整数です。
以下のようにして数学的帰納法で証明しました。まずの時、式(1)の左辺は
となり、式(1)の右辺は
となるので、式(1)は成り立ちます。
次に、の時に式(1)が成り立つとします。つまり、
- ・・・・(2)
です。式(2)の左辺は、部分積分を使うと
よって
- ・・・・(3)
式(3)に式(2)を代入すると
よって
- ・・・・(4)
よっての時にも式(1)は成り立つことが分かります。よって、ゼロ以上の任意の整数について式(1)は成り立ちます。
さらに、を任意の定数として
- ・・・・(5)
と置きます。すると
- ・・・・(6)
となり、式(1)の左辺の積分の範囲をで考えればからまでとなります。よって式(1)は
となります。よって
- ・・・・(7)
ここで
- ・・・・(8)
と置くと、式(7)は
この式で、改めてをにをに記号を置き換えると
- ・・・・(8)
を得ることが出来ます。