物語アイルランドの歴史―欧州連合に賭ける“妖精の国” (中公新書)
- 作者: 波多野裕造
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1994/11/25
- メディア: 新書
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そんな私ではありますが、この本で印象に残ったことを書きます。
ひとつは、アイルランド神話に登場する英雄クーハランが瀕死の様でいる彫像がダブリン中央郵便局の中にある、ということです。このクーハランですが、本当の発音がどうなのか、いまひとつ私には分かりません。私の以前の職場でのアイルランド人から聞いた発音は「クークリン」。私の持っている別の日本語の本では「クフーリン」、また別の本では「ク・ホリン」となっていました。
もうひとつ印象に残っているのは、この本に載っている「『復活祭蜂起』でダブリンの中央郵便局を占拠し、正規軍と1週間にわたって抗戦した蜂起軍の様子を描いた絵 アイルランド国立美術館提供」と説明のある絵の写真です。私にはアイルランドというのは、それまで妖精と神話の国、という認識であったので、激しい独立戦争があったという話は、意外に感じました。