サイバネティックス

サイバネティクスの提唱者ノーバート・ウィーナーの本「サイバネティックス

は1948年に発表された際、非常な反響を世界に与えた本らしいのですが、今ではサイバネティクスという言葉も死語に近くなりました。しかし、そこから派生した言葉、サイバースペースとかサイボーグとかは今も活躍しています。ということは、そもそものサイバネティクスって何、というところがますます見えにくくなっているのが現状であると思います。それでサイバネティクスの初心を把握するために、この本を読み直してみようと思いました。以下に本「サイバネティックス」の目次を示します。

情報科学の発端のひとつであった本であるわりにはデジタルな話はほとんど出てきません。(「第5章 計算機と神経系」で少しデジタルな話が出てきます。)「第3章 時系列、情報および通信」はこれでもか!、というぐらい確率積分の式が出てきて、たぶん多くの人がここを読み飛ばしているだろうと想像します(私も読み飛ばしています)。ここから情報量という概念が出てくることが不思議です。シャノンからパクったのかしら、とも思ってしまいます。
これから、ぼちぼちと、「サイバネティックス」という本の内容についてこのブログに載せることが出来ればいいな、と思っています。